あらすじ
巨大生物セルファの出現から15年。人類は、特殊な血を継ぐとされる"キド"の力を利用した対セルファ搭乗兵器《花棺》によって抵抗を続けていた。
高校入学を目前に控える夏宮双樹は、キドとしての高い素質を持ちながらも戦いとは無縁の生活を望んでいた。
しかし、31体目のセルファ覚醒によって母と弟を失い、その日常は崩壊する。
花棺の核《カイ》となれるのは、強い力を持つキドの骨だけ。
それでも双樹は、適性を満たさず機能しないとされた弟を、カイとして花棺に組み込むことを選んだ。
本来なら起動するはずのない機体。
だがーー花棺は動いた。
なぜ双樹は花棺を操れたのか。
人類と、セルファの因果とは。
これはキドの宿命を背負った一人の少年の物語である。