あらすじ
「期待しなければ、傷つかない」
一度、結婚を決断されなかった過去から、
白石由依(34)は恋をしない選択をして生きてきた。
新しい職場で出会ったのは、
優しくて、踏み込まなくて、
なぜか一緒にいると安心できる男・高瀬。
連絡が増えただけ。
一緒にいる時間が増えただけ。
名前で呼ばれることに慣れただけ。
これは恋じゃない――
そう言い聞かせながら、
由依は少しずつ、期待してしまう自分に気づいていく。
一方、高瀬もまた、
「選ばなかった過去」を抱え、
もう一度誰かを選ぶことから逃げていた。
期待しない女と、選ばない男。
すれ違い続けた二人が、
最後に辿り着く“選択”とは――。