ページ:1(2件表示) / タグ一覧へ
30代独身の会社員・桐谷は、クリスマスが近づくたびに周囲からの「彼女は?」攻撃にうんざりしていた。 そんなある日、忘年会で酔った後輩・相葉にスマホを奪われ、勝手にマッチングアプリを登録されてしまう。 その存在すら忘れたまま迎えた12月24日。 半信半疑で向かった待ち合わせ場所のクリスマスツリーの前で、桐谷が出会ったのは、思いもよらない相手だった。今、この時間の一組の2人のお話。
大陸中央に位置するザルツヴェーデ帝国。 陸路交易の盛んな「大陸公路」(別名:銀の道:シルバーヴェーク)の要衝として、富と軍事力で繁栄する大国である。 シャルロッテ・フォン・ヴェルザーは、祖父の代に男爵から伯爵へと成り上がったヴェルザー伯爵家の一人娘。現在彼女は帝都で商会の経営者兼冒険者として自由に生きている帝国貴族としては異質な存在である。類まれな美貌と超一流の剣術・魔法・経営手腕の持ち主の彼女だが、その全てを打ち消すほど性格が悪いと社交界で評判の令嬢だった。 半年前、レオンハルト・フォン・ユーリヒはシャルロッテの護衛騎士として配属された。騎士団で将来を嘱望されていた彼は、騎士団内貴族派閥の圧力により「厄介な新興貴族令嬢の護衛」という貧乏くじを押し付けられた。 シャルロッテは、護衛騎士を引き連れて、自己の欲求に従って興味のある厄介ごとに首を突っ込んでいく。 銀獅子の令嬢シャルロッテは、すべてをねじ伏せ、勝利し、最後に笑う。 新興貴族の誇りと活躍を護衛騎士の視点で描く、冒険ファンタジー