あらすじ
日本のどこかにある島嶼型都市、縄島。
その地を走る縄島鉄道で働く同期の運転士・佐倉仁十と車掌・霜月星華。
日々の業務をこなし、列車を安全に運行する――
それがいつもの任務であり、使命。
列車の運転、乗客への案内、正確なダイヤの維持。
変わらぬ日常の中で、二人はそれぞれの役割を果たしていく。
冷静に列車を操る仁十と、淡々と業務をこなす星華。
同じ列車に乗務しながらも、その距離は近すぎず、遠すぎず。
けれど互いに信頼し合い、同じ“現場”に立つ仲間として日々を過ごしていた。
今日もまた、列車は定刻通りに走る。
いつもと変わらない風景、いつもと同じ業務。
――それでも、この日常が永遠に続くわけではない。
やがて二人は、自分たちの過去、そして縄島に隠された“ある事実”へと向き合うことになる。
それは、静かに始まり、確実に彼らの運命を変えていく――。