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「ふつうのお母様」と、粉の匂いのする「おこなのお母様」。 幼い「しー」が問いかけた何気ない疑問を境に、一人の母は姿を消した。 時が経ち、白雪姫と呼ばれるようになった少女は、厳しい躾を強いるお妃の鏡の中に「知らない誰か」の顔を見てしまう。 漂う化粧の粉の香り、届かない声、そして差し出された林檎のお菓子。 逃れた先の森で出会う「小さき人」や隣国の王子との交流を経て、白雪姫は自分を取り巻く世界の違和感の正体を辿っていく。 童話をベースに描かれる、喪失と記憶の再構成ファンタジー。