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御岳町——東と西に分断された小さな街。 川を境に文化も祭りも学校も分かれ、 その理由を知る者はもういない。 郷土史編纂部に集まった三人、 朝比奈直継(東)、霞沢柚羽(西)、水無瀬静馬(中間区)。 古い地図、欠けた由緒書、禁足地、 そして“川が止まる夜”。 三人が調べる断片は、 かつてこの地に“ひとつだった神”が存在したという伝承へと繋がっていく。 失われた三本目の大木。 空白の年。 人間の手で引き裂かれた御柱。 そして今年—— 川の流れが、また弱まり始めた。 静かに積み重なる神話と、三人の舞が交差する物語。