あらすじ
壁の中で、正しさは牙になる。
山中の「壁」に囲まれた村では、監視と規則が生活を縛り、違反は『罪』として即座に裁かれる。
外へ戻れないまま働かされる鮎川は、村外れの「隔離小屋」から迎え入れられた。
静かで、秩序立っていて、どこか優しい――それでも、何かが決定的に歪んでいる。
影が増え、備蓄が消え、沈黙が牙をむく。
生き延びるための『正しさ』は、誰を救い、誰を壊すのか。
閉ざされた共同体で、自由と檻の境界が反転していくサスペンス。
※本作は伏線が後半で効いてくる『再読型』です。テンポ重視の方には合わない場合があります。
※本作は「カクヨム」にも同時掲載しています(作者本人)。