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家までついてくる足音。通報しても、何も変わらない夜。 彼女は歩幅を合わせ、目線をずらし、踏切の音を待った。 赤い点滅、警報、風。 振り向かない彼女と、追い越そうとする彼。 ――電車が通り過ぎる音の中で、世界は一度だけ静かになる。 沈黙の選択を描く心理サスペンス。