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上津一、三十八歳。大阪在住、独身、株トレーダーによるセミリタイア生活。趣味は読書、映画、ゲーム、料理、そして最近ハマり出した釣り。傍から見れば充実した人生だったが、和歌山の別荘で釣ったヤマメを「まあ大丈夫やろ」の一言で生食した結果、アニサキス症により呆気なく死亡。 意識が戻った場所は、腐った獣の死体の中に転がる、一粒の卵の中だった。 転生先は——寄生虫。 よりにもよって、アニサキスにやられた人間が寄生虫に転生するという、世界一笑えない皮肉を背負いながら、上津一の異世界サバイバルが幕を開ける。