あらすじ
生物は獣気と呼ばれる気を帯びている。中でも、ずば抜けた獣気を持ち主は獣霊という霊体の幻獣を魂に宿すことができた。彼らのことを人々は獣霊使いと呼ぶ。
しかも、獣霊降臨をすることで全身鎧を纏い、獣霊の顔を象った兜を被った幻獣騎兵に変身する。獣霊使いの目的は異類異形の怪物である冥邪どもを極滅することだ。
冥邪どもを率いるバルドレイア帝国に滅亡させられたアルメスト王国の王子だった少年――ナファネスクは無疆(無限の意)の獣気の持つ稀有な人間だ。その上、とても凶悪な獣霊である壊神竜ゼラムファザードをその魂に宿していた。
ある日、王国の元騎士に育てられたナファネスクの前に帝国の手先が現れた。父親だと思っていた元騎士が殺される中、初めて自分の本当の素性を知る。
元騎士の敵を討ち、帝国の皇帝を斃すために旅立つ主人公。
帝国は冥邪の巣くう獄淵界という異次元の世界から頂点に立つ冥邪天帝ヴェラルドゥンガの顕現を目論んでいた。
旅立ってすぐに、冥邪天帝の依り代にされた少女――カサレラが冥邪の群れに連れ去られるところに遭遇し、彼女を救い出す。
カサレラは太陽神ロムサハルに仕える滅骸師で、密かに冥邪天帝の顕現を阻止しようとしていた。目的が一致した二人は帝国の皇帝を斃すべく、一緒に旅をすることになる。
旅を続ける中で仲間が増え、共に戦う間にナファネスクは、愛するが故にカサレラを自分の命に代えても守り抜くと誓いを立てた。
ナファネスクたちは無事カサレラを連れ去れることなく、帝国の皇帝を斃すことができるのか――。
独自用語に彩られた異色王道ファンタジーの幕が開く!