あらすじ
人の名前を覚える事が出来ない俺だが、洞察力と観察力に極めて優れていると自負している‥‥が、ゆえに人が好きでもあるが嫌いでもある。どちらかと言えば嫌いな方だ‥‥った。2年前、職場であの人と出会うまでは。
その人は俺に、人としての温かみを感じさせてくれる人で、冷えきっていた心に温度を与えてくれた人。
けれどその人は、謎のメッセージを俺宛ての手紙に残し、俺の前から突然と去ってしまった。
そのメッセージにはこう書かれていた。
「山の上からでしか見られない"オレンジ"と"海"と"私"」
これを読んで、以前にあの人がよく話しをしていたある"駅"が脳裏によぎる。
俺はその駅に向かうことを決め、動き出した。