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心のこりって、ありますか? 過ぎ去った時のような。
領民エリサは、伯爵家の裁きによって、幼い息子ジェイとともに引きずり出される。 下されたのは、奴隷市への売却と絞首刑。 だがその場で辛うじて死だけは免れ、二人に残されたのは、烙印と法紋、そして永久追放だった。 故郷へ戻っても、そこに救いはない。 名を汚された女として、罪人の子として、母子はこの世界の冷たさを受けながら生きていく。 これは、奪われ、追われ、それでも息をしてしまう者たちの物語。 ――『この世界の去りゆく者』は、すべてを失ったエリサとジェイから始まる。