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蔑まれ、飢え、生きる気力を失いかけていた雪狐族の少女。 彼女は人生の最後に、全財産の銅貨一枚でまともな食事を摂ることを選ぶ。 酒場の隅でスープを啜る彼女の前に現れたのは、威圧感を放つ器人の大男だった。 男の目的は、自殺行為とされるほど険しい“山越え”の道案内を探す事だった。 「案内できる。……だから、ボクを連れて行って」 ――少女の命懸けの願いに、男が提示した「条件」とは。 一枚の銅貨が尽きた夜、少女は銀貨と共に希望を握りしめる。