ページ:1(1件表示) / タグ一覧へ
端っこの商人ハルは、金の筒と、喋る獣ガルムに拾われた。 筒が指すのは金目の素材だけじゃない――持ち主に必要な“価値”だ。 ガルムとは「一年で身を立てる」と約束し、その代わり森の手助けを得る。 工房の口、治療院の案件、貴族の機密。静かな街で、ハルは帳面を付けながら生き延びていく。 派手な冒険はない。生きて、成長して、普通くらいにマシになる話。 ――期限は一年。約束が切れたら、ガルムは去る。