あらすじ
ジャスティーナは妹と共に、王宮主催の夜会で婚約者を探していた。
彼には現在、浮気の疑い(ほぼ黒)がかけられているのだ。
しかし、なかなか見つからないため、手分けして探すことになったが、ジャスティーナはそれよりも、夜会で飛び交う様々な噂話の方に興味津々だった。
彼女には、周囲の音の中から『聞きたい情報だけを聞き取る』特異魔法(特殊能力)があった。
一人になったのをいいことに、婚約者そっちのけで噂話を聞きに行こうしたその時、彼女の耳に王太子暗殺を企てる謀反人たちの会話が飛び込んでくる。
放置もできないが、自分の能力をバラしたくないジャスティーナ。
それなら彼らの計画を近くで聞いた、ということにして誰かに相談しようと庭園へ向かう。
ところがその途中、タイミング悪く婚約者の浮気現場に遭遇してしまう。
どちらを優先すべきか迷った末、ジャスティーナは婚約者たちに『自分たちの発する音が大音量で周りに聞こえる』魔法をかけ(家族に知らせる為)、自分は王太子を暗殺する計画を立てる謀反人達の元へと向かった。
しかしまたしてもその途中で、第一王子エルドレッドと鉢合わせてしまう。
どうやら彼は、夜会会場に響いている婚約者の浮気実況について捜査しに来たらしい。
仕方なく、エルドレッドを巻き込み、謀反人たちを追い詰める。
この国には王子は二人いるがとある理由で、第二王子である彼の弟が王太子になっている。
彼らは、それを不服に思っているらしい。
そんな彼らを、特異魔法で撃退してしまったジャスティーナは、エルドレットによって特殊調査部隊『梟』へとスカウトされてしまう。
どうやら、王都東部の街では、とある奇病が発生していて……?
おっとり強か令嬢が、『音量超調節魔法』で、事件を解決したり、ちょっぴり無双したり、事態をややこしくしたりしたりするお話です。
※微グロ注意。
※作者の創った、オリジナル異世界のお話ですので、現実世界の歴史や常識などとは違う場合があります。ご了承ください※