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オーヴィエからパリスまでの直行列車は険しい山道を行き交うことで有名である。その日もオーヴィエの駅には多くの旅行者が訪れていた。出張からパリスへ帰還する予定であったキリング氏も、その一人だった。プラットホームでは多くの人が電車を待って並んでいた。 駅員によって示された明日付の新聞によると、キリング氏が乗り込むはずの列車は大渓谷の谷間に転落する運命なのだという。彼はそんな悲劇的な予知を気にせずに列車に乗り込むが……。
五つの国と一つの統制機関からなる世界、レムナシア。 かつて、殺戮の愉悦が支配していた世界に、預言者マーレが繁栄と平和を齎した。 そして彼は、主神リアスティーデの御使いである神鳥アレウーラを肩に乗せ、こう言った。 「愚かな人よ、考える葦となれ」 これは──────預言者マーレが遺した啓典……そこに記された、預言の勇者の物語。 ※第一章はストックがあるため毎日更新です。 ※第二章以降は三日に一度の投稿を予定しています。