あらすじ
【哲学×調理の異能バトル】
なろうで読んだことのない遅効性ファンタジー!!
じわじわ面白さが浸蝕したら、もう抜け出せない。
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死ぬ経験まで、食べる。
夢はただひとつ、「牛と平穏に暮らすこと」だけだった酪農少年ホノジ。
魔獣を料理して喰うと、その"経験"が体に流れ込む体質。
痛みも、恐怖も、死の瞬間まで——全部、喰らう。
徴兵を避けるために入った魔法学園で、彼に下されたのは最悪の烙印――闇属性。
しかも脳内には、やたらと騒がしい『六英雄』が棲みついていた。
「小僧、神は細部に宿る」
「唇を重ねてくれッ!」
「さすが酪農変態ですわね」
うるさい。全員うるさい。
僕はただ、牛を育てたいだけなんだ。
武器はただひとつ、生粋魔法《調理(クック)》。
暗闇の中でも魔獣の継ぎ目を示す"赤い切断線"をなぞれば、あとはまな板の上の肉と同じ。
狩り、捌き、喰らえば――その"経験"を自分のものにできる。
代償は、死の重さごと引き受けることだとしても。
だが、そんな異常な日常は、深夜の裏山で終わりを告げる。
魔獣を解体する現場を、行方不明の親友を追うエリート美少女・西芳寺冷夏に見つかってしまったのだ。
最悪の出会い。
けれど、ホノジの炊き上げる"絶品たき火メシ"と、学園に潜む不穏な闇が、二人を奇妙な共犯関係へと変えていく。
消える生徒。
学園が隠す秘密。
そして、牧場にまで忍び寄る脅威。
平穏だけを望んだ酪農少年は今日も、迫りくる闇を喰らう。
――死ぬ命は、巡る命。
※哲学的描写・残酷描写・解体描写・飯テロ描写を含みます。