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*神話も伝承も、引き裂かれた二つの魂のための壮大な仕掛けであった 「奈良にはかつて、巨大な湖があった」 毎夜、同じ悪夢にうなされる弥沙《みさ》の前に、宇宙色の瞳を持つ白い猫・ハルが現れた。 「僕が、君を連れていくべき場所がある」 導かれるまま辿り着いたのは、地図からも正史からも消し去られた、日本神話の「現場」だった。 記紀、神功皇后、卑弥呼、そして邪馬台国。 さらには『高良玉垂宮神秘書』、浦島太郎、羽衣伝承、八大竜王、平家物語『剣の巻』――。 点在する暗号を解き明かし、歴史の深淵に辿り着いたとき、私たちは戦慄する。 日本最大の謎・邪馬台国とは。そして書き換えられた神話とは。 すべては、時の彼方に引き裂かれた「二人」のため。 なぜ、あの夢の青年は「久しぶり」と微笑んだのか。 なぜ、彼女の魂は、これほどまでに激しくこの地を求めて共鳴するのか。 これは、一千八百年の時を超え、封じられた記憶を解き放つ、日本最大の逢瀬。 神話が隠し、歴史が恐れた、真実の愛の記録。
璧な都市設計図を手に、空から降り立った令嬢・賑羽屋 凪。 だが、再開発の地「ミナト地区」の泥濘が、彼女の理想を飲み込んでいく。 すべてを失った凪の前に現れたのは、土地を守る不敵な狼・長州 寧々。 対立する二人が、現代に甦った「十種神宝」を手にするとき、偽りの理想は崩れ、泥まみれの真実が輝き出す。 現代を舞台に描かれる、再生と調和の物語。