あらすじ
※注意 本作には性風俗に関する描写が含まれます。また、作中の人物の価値観として、否定的な意見が描かれますが、あくまで物語内の視点です。現実の立場や価値観を断定するものではありません。ご理解のうえお読みください。
首都圏の大学に通うAは、「人のために生きる男は選ばれる」という理念を掲げる学生サークルに所属している。
運営者のBは情熱的で、理想を語り、仲間を導く存在だった。
ある日、Aが風俗店に通っていることが発覚する。
「このサークルは風俗禁止だ」
正しさを信じるBと、欲望を隠さないA。
ぶつかるのは倫理か、承認か、それとも孤独か。
風俗は悪なのか。
愛のない関係は間違いなのか。
「人のために生きる」とは、誰のためなのか。
これは、正しさを掲げる集団の中で、
ひとりの青年が居場所を失いかける物語。
承認と倫理の境界を静かに観察する、観察型文学。