あらすじ
宇宙空間を漂う、「異星人」の乗る一隻の宇宙船があった。この宇宙船は、居住ができる星を探し、長い間宇宙空間を漂っていた。居住可能な星の発見に失敗し、乗組員たちの命もそう長くは無い中、とうとう「地球」を発見する。船長の指示のもと、宇宙船は地球へと向かっていった。ただ、この船長の目的は、既に居住をしている生物(人間)との共生では無かった。
とある高校の教室に、一人の男子生徒(俊次)が自席で勉強をしていた。傍らには、もう一人の男性生徒(コウスケ)が机に手をついて立っている。俊次は、いわゆる真面目人間であり、常に放課後、教室で勉強をしている。そんな様子をふとしたことで出会った、おちゃらけた性格のコウスケが、時々ちょっかいを出しに来ていた。俊次は、コウスケをうっとおしく思っているが、ちょっとした借りも持っていた。また、俊次には中学校時代の吹奏楽部で経験が大きなトラウマとなり、自分に全く自信を見い出せないでいた。そのような中、入学式の時に出会った吹奏楽部の女子生徒が、頻繁部活に勧誘してきていた。女子生徒は純粋無垢で、ただひたすらまっすぐな性格をしている。ただ、少し独特なところがあり、友達は少ないようだった。瞬次はそんな彼女からのアプローチとトラウマに日々振り回されていた。
ある時、上空に不思議な光が出現した。俊次は、その様子をコウスケに確認したりSNSやインターネットを見たりしたが、どこにも発見した人はいなかった。彼女を除いては・・・。
何かのメッセージと感じた彼女は、俊次を連れて、ある場所へと向かって行く。
地球に向かっている「異星人」と、何かを感じて動き始めた「地球人」がそれぞれ織りなす、SFの物語です。