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鬼ヶ島討伐へ向かう桃太郎一行。 いよいよ舟に乗り込もうとしたその時、不思議な人物が呼び止めた。 「それだけの戦力で、鬼ヶ島を攻略すると?」 ――知らなければよかった。 そんな……余分な物語。
ここ鬼ヶ島は、常春の楽園。 宴を開き、畑を耕し、たまに人間の村と「交流」しながら、 鬼たちは平穏に暮らしていた――はずだった。 ある日、本土から一隻の船が現れる。 乗っていたのは、ハチマキ姿の少年と犬・猿・キジ。 少年の名は桃太郎。 可愛らしい見た目とは裏腹に、 彼と動物たちは完全に訓練された戦闘部隊だった。 きび団子はドーピング、日本刀は躊躇なく振るわれ、 鬼ヶ島はわずか数分で制圧される。 これは英雄譚ではない。 「退治された側」から見た、 桃太郎という名の“災害”の記録である。