あらすじ
代々引き継がれてきた占いと薬草の知識で生計を立てるシャノンは、店に通っていた王都騎士であるウィルフレッドに告白された。
だが、付き合って半年が経ったある日、
「シャノンの近くにさえいれば情報が掴める可能性はある。逃すよりはそのほうがいい」
騎士仲間とそう話しているのを聞き、ウィルフレッドが近づいたのは魔女の末裔であるシャノンの持つ知識が欲しかったからだと知る。
しかも、周囲の誰にも自分たちが付き合っていることは告げていない様子だった。
最初から騙されていたのか。
愛されてきた記憶は偽りで、これまでの優しさもすべて嘘なのか。
漏らしてしまったかもしれない情報とともに、誰も関係を知らないのならと付き合った日々ごと本人に忘れてもらおうと、魔女の秘薬『忘れ薬』を飲ませようと決意する。
偽りから始まる恋物語、別れ決意編。
長編候補作品