あらすじ
魔導建築学院に通うアメリアが恋い焦がれるのは、
第七魔導時計塔をただ一人で守る偏屈な天才技師――ヘルマン。
無愛想で、繊細で、どこか拗らせたような彼の背中を追い、
アメリアは卒業制作を兼ねて時計塔へ通い続ける。
しかし、彼の前には隣国の若き官吏・ルキウスが現れ、
新都市開発の象徴となる“巨大魔導塔”の設計を依頼する。
その提案はヘルマンの才能を高く買うものだったが――
彼には、かつて塔を造ることをやめた理由があった。
そんな中、百年に一度の大嵐が王都を襲う。
崩れゆく時計塔の中で、アメリアとヘルマンは互いの“想い”と
魔導塔への“命”に真正面から向き合うことになる。
嵐の夜を越えた二人が選ぶ未来とは――
そしてアメリアの「見上げたら嬉しくなる塔」は、どんな形で実現するのか。
魔導建築×スチームパンク×恋。
廃墟寸前の時計塔が、二人の心を結ぶ物語。
※この作品には
災害(台風・ハリケーン)による被害描写・破壊描写が含まれます。
苦手な方はご注意ください。