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中堅プラント会社の配管溶接工・芝山陽介、三十歳。地味で要領が悪く、同期の男に手柄を奪われ続ける日々。爆発事故で異世界に転生した彼は、失われた「溶接」を操る唯一の存在となる。朽ちた魔導機関を、割れた聖剣を、崩れかける世界そのものを繋ぎ直し『裏波の聖者』と呼ばれていく。地味な業務記録と「裏側の美しさ」が世界を救い、彼は元の世界へ帰還する。置き去りにしてきた決着をつけるために。