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わずか六回。それが、彼が奇跡の力を行使できる限られた回数だった。 魔法学園。新入生として入学することになったものの、右を見ても左を見ても豊かな才能を持った者ばかりで。突出した能力のない少年は努力を積み、必死にクラスメイトに喰らい付こうとする。 それは人一倍の競争心からでもあったが、クラス対抗戦とやらに出場し、優勝賞金を得るため。全ては親切にしてくれた人への恩返しのためだった。 わずか六回。低級の魔法六発で枯れる程度の魔力量。ただそれだけの力で。