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ライハロア王国第一二王女アウストラは放置されていた。王女の中でも唯一母親が平民だったから。その母親がアウストラが五歳の時に亡くなったということもあり、国の養育手当が打ち切られた。しかしアウストラは賢く逞しい少女だった。武術や魔法を学ぶと冒険者となり、ライハロアナンバーワンの凄腕として名を馳せた。そんな時、隣国シャヒブから第二王子カシミールが来訪する。
テイタム男爵家にはクレサとマールの二人の娘がいた。姉のクレサは中性的な美貌ではあったが、魔法と魔物狩りが得意という淑女的とは言えない特技を持っていた。貴族学校で浮いた話一つ出なかったため、テイタム男爵家の跡取りは婿を得やすいと思われた妹のマールと定められる。マールは姉クレサのことが大好きで尊敬していた。実はクレサはモテないわけではなく、貴族学校でも密かな人気を集めてはいたのだった。あることをきっかけに、クレサに婚約申し込みが殺到する。