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人々との戦いで敗北を喫した魔族の最後の足掻きは、世界中をダンジョンだらけにする事だった。 互いに親の無い二人の少女が仲睦まじく『二人の我が家』で幸せそうにお茶菓子を摘んでいる、そんな戦いとはおよそ関係のない辺境の村もまた、同様にダンジョン化の被害にあっていた。 いつか強くなって、獣や蛮族から村を守りたいと鍛錬してきた二人の少女。彼女達は、立っていられない程の地響きに慄く。 地響きが止み、恐る恐るドアを開けた先は、丹精を込めて育てた小さな庭園では無く、真っ暗なダンジョンの中だった。 未知からの脱出を目指す為に、二人は静かに手を取る。 互いが想う、互いの為に。