あらすじ
魔術師ロクスケは『北都』の冒険者パーティーを追放され、代わりに魔術師アゲハが加入した。しかし去り際のロクスケはアゲハに問う。『ファイヤーボールって、何だ!?』と…
時は流れ、『北都』から『南都』へと向かう船の上に、アゲハの姿があった。『南都』に着いたアゲハは冒険者ギルドでロクスケの消息を尋ねるが、彼は冒険者を辞め、路地裏の流行らないスクロールショップをやっていると言う。
路地裏のスクロールショップを訪れたアゲハは、うっかり売り物の『ファイヤーボール』のスクロールを開封してしまう。その瞬間、彼女の頭の中に流れ込んで来た謎の文字列!!
spell fireball(position,rmax,rho,nmax,joule,ft,phit,thetat)
:
deltad=0.1
d=rmax*deltad
:
form sphere(b,position,rmax,d,i2max,nitrogen)
form ball2(a,position,rmax,rho,nmax,phlogiston,2,oxygen,1)
heat(a,joule)
c=a+b
force(c,ft,phit,thetat)
:
end spell
誰も知らないこの世界の真実を知ってしまった男と出会った、エリート冒険者パーティーを追われた女は、彼の作った『術式』を利用して、『北都』へ帰る術を探し始める。
今の有り様に疑問を持ち、この世の理を変えろ!輝ける場所を追われても、人は生きて行けるのか、そして、ファイヤーボールって、何だ!?
魔法の呪文がファンタジー世界の物理法則を術者の思うままに操作するプログラムの様な物だとしたら、具体的にどうなるのかと考えて書いてみました。
主人公は魔法の呪文屋なので、冒険しません。
ヒロインの魔法使いが所属するのは、女ばかりのパーティーです。
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