あらすじ
【第2章まで完結】
帝都アルケウス——別名、混沌の都アマルガム。
魔獣の脅威から人類を守るため、防壁を築き増築を繰り返すその巨大な城塞都市の裏路地には、鉄と油の匂いが染み付いたうらぶれた魔法具工房があった。
工房の主であるエリアンは、腕は立つが興味のない仕事には一切無気力な「魔匠」。
魔法を記憶する特殊な体質の少年・テオと、経理を担当する苦労人の少女・リネットと共に、その日暮らしの仕事をこなしていた。
ある日、最高学術院の旧友からの依頼で港町へ向かった彼らは、魔獣の襲撃を機に、祖国から逃亡してきた植物の共生者・ブランシュと交差する。
魔法を奇跡ではなく「物理法則」として扱う世界で、帝都の学術院と軍部、その裏で暗躍する者達の思惑に巻き込まれながら、理不尽なシステムと運命に抗い不可解な事象を解明していく、魔法理化学ミステリー。