あらすじ
「いらっしゃいませ。魔法道具店ラウンレイフィへようこそ」
地球の視聴者たちが見ているのは、銀髪赤目の美女が営む魔法道具店の配信だった。
作り物だと思われている。
AI映像だと思われている。
精巧なファンタジー配信だと思われている。
だが、その店は本当に異世界に存在している。
地図に載らない絶海の孤島に建つ、幻の魔法道具店。
その扉は世界中のダンジョンに現れ、人間、魔物、勇者、商人、アンデッド、神までもが客として訪れる。
店主ラウンレイフィは、不老の魔法道具職人。
迷宮で死にかけた冒険者には道標を、老冒険者には魔剣の修理を、勇者には聖剣の補修を。
時には盗人を退店させ、時にはソード・リッチの挑戦を受け流し、時には神にお茶を淹れられて困る。
これは、誰も本物だと信じていない異世界配信と、不思議な魔法道具店で起こる、少し奇妙で穏やかな日常ファンタジー。
※連載版とは別に、短編として読めるよう再構成した『魔法道具店ラウンレイフィ』です。