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彼女は最初から、一人で行くつもりだった。 魔神討伐に向かった婚約者ヴィオラは、ただ一人で戦場へ向かい、帰らなかった。 政略で結ばれた仮初の婚約者だった私は、彼女に信頼されていなかったのだと、長い間思い込んでいた。 しかし、彼女が残した「お願い」と、封印された魔神、そして一輪の花をきっかけに、私はようやく気づく。 ――彼女は、私を選ばなかったのではない。 選ばなかった理由を、後から知る物語。