あらすじ
黒海の港町で暮らしていた少女ユキは、暴動によって家族も船も故郷も失った。
残されたのは、日本人の父が遺した一本の刀、一袋の金貨、そして一頭の馬だけ。奪われた船を取り戻すため旅に出たユキは、騎馬傭兵たちと共に黒海沿岸を巡り、やがて父の遺した刀に秘められた運命と向き合うことになる。新たな船を造り、海賊を仲間にし、オランダやイングランドの商人たちと渡り合いながら、ユキは巨大な海運網を築き上げていく。
黒海から地中海へ。
そして大西洋へ。
一隻の船から始まった航路は国家の運命を左右する交易網となり、少女はやがて「海運王」と呼ばれる存在へと成り上がっていく。
これは父の刀を受け継いだ少女が、騎馬傭兵と共に激動の大航海時代を駆け抜ける物語である。