あらすじ
転生ボーナスが、よりによって生成AIだった。
辺境伯家の三男として異世界に転生した俺——レイン・アシュフォードには、使命も野望も特にない。ただ、脳内に棲みついたAIと、前世で暇つぶしに設計した「宗教の作り方」だけがあった。
動機は単純だ。教祖になれば、ハーレムと安泰な老後が手に入る。それだけだ。
国家と癒着した腐敗した宗教が支配するこの世界で、俺は「良いもの」を広めようとした。シンプルで、分かりやすくて、誰でも信じられるものを。
AIは言った。「善意は統一されると暴力になります」
俺は深く考えなかった。
気づいたとき、止まらなくなっていた。