あらすじ
死の街クロニクルとは、秋葉原を舞台にした小説である。匿名のインターネット世界でしか生きることのできなかった非モテであり仕事でもうだつがあがらず友人のいない男性、和久田未来(わくたみらい)は、匿名掲示板4ちゃんねるのオフ会を通して仲間と交流し、また、商売とはいえ秋葉原特有のいわゆる萌産業に従事する若い女性と関わることで徐々に、自分なりではあるが社会性を身につけていく。そんな10年ほど前の思い出を文章に残すことで東京都千代田区の秋葉原と呼ばれるエリア(実際は外神田だが)へ感謝の思いを伝えるための自伝的作品が死の街クロニクルなのである。死の街とは、秋葉原のことであり、ネガティブな用語にきこえるが、愛情を込めてそう呼んでいるのである。しかしながらそう人生はうまくいかない。お散歩女子まゆこや、コンカフェキャストのありなを巡る、冴えない男の人生が変わった時期の記憶を綴る。秋葉原ありがとう。すき。