あらすじ
「別次元脳の宇宙人だった前世」を思い出した現代日本のサブカルオタクが、前世の遺産を「私物整理」のノリで取り出したことから始まる、前代未聞の異世界融合ドタバタコメディ。
【あらすじ】
山形県・庄内地方の農村で平穏(?)なオタクライフを送っていた主人公。ある日、自分がかつて「11次元構造の脳を持つ高次宇宙人」だった記憶を取り戻す。
「次元の隙間に置き忘れた便利アイテム、今なら取り出せるんじゃね?」
そんな軽い気持ちでネット掲示板に相談したところ、無責任なネット民たちの「やれやれ!」「神展開期待w」という全肯定のノリに背中を押され、実行を決意。実家の庭で、空間を物理的に縫い合わせる神具『因果律ホッチキス』をパチンと打ち込んでしまう。
しかし、その「浅慮」な一撃は、庄内の空をジッパーのように引き裂き、白銀の森が広がる「ガチの異世界」と現代日本を直結させてしまった!
パニックに陥る世界をよそに、主人公は「引っ越し祝い」として泥付きの庄内野菜を手にエルフの騎士団へ挨拶回り。その野菜のあまりの旨さ(高次元的魔力バフ)に、異世界側は「聖遺物だ!」と大混乱。一方、ネットの特定班によって自宅がバレた結果、聖地巡礼のオタク、既得権益を狙う政治家、さらには異世界の調査団までもが庄内に集結する。
「騒がしくしてごめん!」とお詫びに配った前世のオーパーツ(無限電池やナノマシン)がさらに世界をバグらせ、事態は国家レベルの紛糾へ。しかし、現場を仕切る「規律正しいオタク自警団」、オタ知識を駆使する「真面目な地元警察官」、そして昭和オタクの意地を見せる「地元政治家」たちの奇妙な連帯が、権力争いを「芋煮会」と「物産展」の平和なカオスへと変えていく。
最上川の河口にそびえ立つ、ジャンボジェット機も通れる超巨大な「おしゃれな門」。
二つの世界が一つに溶け合う庄内の夜空に、かつてない「多次元投影花火」が打ち上がる時、世界は最高に騒がしくて温かい「新しい日常」を迎え入れることになる。