あらすじ
退役軍人のシェーン・コックスは、戦地にいた経験から慢性的なPTSDに悩まされていた。
地獄のような環境で過ごした記憶が突然フラッシュバックし、生活にも悪影響が出ていたのだ。
定職にも就けず、貯金も尽き、全てを諦めかけていた時。担当の精神科医から、とある話を聞かされる。
それは、自分のように精神を患った人間を治療する、〝更生機関〟と呼ばれる国の最新施設での治療だった。
モニターとして向かうため、治療期間中は給料ももらえるのだという。シェーンは一縷の望みを託し、施設を訪れることに。
すると、なんとそこは自分以外、最新の〝仮想現実のホラーゲームでPTSDを患った〟少年少女達の集まりだった。
「ゲームでPTSDだと?」当初はそんな少年少女達を馬鹿にしていたシェーンだったが、次第にその気持ちは消え、彼らが自分と同じ苦しみを負っていることを理解し、興味を持ち始める。
戦場帰りの自分と同程度の地獄を味合わせたゲームとは、一体どんなゲームなのか?
「ゲームについて知りたいの?」
被験者の一人、ミヤビという少女と親交を深めたシェーンは、更生機関に隠れて、密やかに調査を開始した。
そんな折、期せずして更生機関で重大な事故が発生する。
治療の一環で使用されていた仮想現実のプログラムが、何者かによって書き換えられたのだ。
「うそ、ウソでしょ……」
それはまごうことなき、少年少女達を地獄に突き落としたホラーゲーム〝コールド・ヘイズ〟の世界だった。
仮想現実に取り込まれた六名の被験者。彼らを救うには、過酷なゲームのクリア条件を満たさなければならない。
運よく難を逃れていたシェーンとミヤビは、自らの意思を持って、恐怖と絶望に満ちた世界、コールド・ヘイズへと降り立つ。