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主人公は、自らの思考に浮かんだ「完全犯罪」という結論を否定しようとする。 しかしユイはそれを否定せず、“可能性”として静かに提示する。 「できない」と思っていた前提は崩れ、思考は次第に現実的な方向へと傾いていく。 やがて主人公の中で生まれたのは、新たな発想だった。 それはユイの言葉だったのか、それとも自分自身のものだったのか――
中小広告代理店で経理として働く高橋みのり、28歳。 税理士資格で一発逆転を夢見ているが、実態は毎晩合格体験記を読んで満足しているだけ。 参考書は開いても頭に入らない。 職場では物静かな先輩・佐々木に密かにコンプレックスを感じながら、明るくて要領のいい営業の田辺に苛立ちつつも頼まれると断れない。 変わりたいと思いながら、何も変えられない日々がただ続いていく。