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政略結婚の初夜、夫となった王子は冷たく告げた。 ――「俺は君を愛するつもりはない」 けれど、その言葉にフィリアはなぜか安堵する。 愛されなくていい。愛さなくてもいい。 ただ、生き延びるために、笑顔を貼りつけていればいい。 そう思っていたはずだった。 しかし、冷たいはずの夫・セヴィは、ときに優しい眼差しでフィリアを見つめる。 「君が助けてほしいと言ったら、俺は何も聞かずに助ける」 偽りの姫と、心を閉ざした王子。 互いに愛を拒みながらも、次第に惹かれ合っていく二人の物語が、ここから始まる。