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大学受験を終え、ようやく張り詰めた日々から解放された氷室凪。合格という結果を手にしたものの、急に訪れた空白の時間に戸惑いながら、彼は学校を休み、近所でゲームショップを営む叔母の店を訪れる。何か新しい一本を探そうとするが、どれも決め手に欠け、心はどこか満たされないまま。そんな凪に叔母が差し出したのは、最新型フルダイブVRゲーム《Arcadia Pulse》──通称アルカディアだった。 軽い気持ちで足を踏み入れたその仮想世界は、想像をはるかに超える現実感と自由度を備えていた。だがそれ以上に凪を揺さぶったのは、そこで待っていた出会いである。偶然の邂逅、かつてのゲームで交わした縁、そして忘れたはずの因縁。過去と現在がオンラインの海で再び結び直されるとき、ただの暇つぶしだったはずのVRは、彼の人生そのものを巻き込む舞台へと変貌していく。
ひとりで遊ぶことに慣れていた青年・レンは、ある日、オンラインゲーム内のチーム募集文に目を留める。 そこに書かれていたのは、強さや効率ではなく、「続けて一緒に考えられること」を大事にするという言葉だった。 誰かと深く関わるつもりはなかった。 うまくやれる自信もなかった。 けれど、画面の向こうから届く声や言葉が、少しずつ断る理由を失わせていく。 これは、ゲームの中で出会った人たちが、距離を測り損ねながら、それでも少しずつ関わっていく物語。 ※本作はカクヨムにも投稿しています。