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母は、変わった人だった。 思いつきで琵琶湖を一周し、ママさんバレーで天下をとると豪語する。 そんな破天荒な母が、私が中学生の時に、事故であっけなく死んだ。 「おかえり」のない玄関。色のない食卓。 静止した時間の中で、私の高校生活は淡々と過ぎていくはずだった。 ――あの日、止まっていた時間が動き出した。 母が好きだった金木犀の花が香と一緒に連れて来たのは‥小さな"真実"だった。 これは、滋賀県・膳所高校に通う私の、高校3年間の身に起きた奇跡の記録。 剣と魔法の世界、そして現代日本。 時空を超えて紡がれる、母と娘の、二度目の家族の物語。