ランダム10

作品の中から、日替わりで各ジャンル10作品をランダムにピックアップ。思いがけない作品との出会いをお楽しみください。 (2026-03-20)

若返り、生産年齢向上作戦

高齢化社会。 人手不足。 社会の問題だ。 元気のない肉体。 失われた時間。 個人の問題だ。 だが切実なp これを解決するための一つの方法がある。 若返りだ。 30代はもちろん。 40代、50代、さらにそれ以上の年代でも若い肉体になる事 個人差はあるだろう。 殆ど変わらない者もいるだろう。 だが誰か一人でも届くならば。 誰か一人の肉体が少しでも若返り、生がイキイキするならば、そりゃもう十分っすよ。 だから書くんすよ、ここに若返りのものを。

♦︎伝説の槍は、僕を殺せない♦︎

 月がよく見える日だった。  足元には、体の半分が消えた男女の死体。  そして周りには、怯えた顔で武器を構える大人たち。  空気の澄んだ、気持ちの良い日だった。  覚えているのはそのくらいで、詳しいことは何も思い出せない。  けれど、きっと探せば見つかるのだろう。  探すのが怖くて、目を逸らし続けているだけで。  僕はあの日、過ちを犯してしまった。  その事実が変わらないのなら、もう思い出す必要もない。 「兄さん? 聞いてる?」 「え、ああ…えっと、何の話?」 「もう、いい話だったのに…」 「ごめんごめん。もう一回言って?」 「嫌だ。二度は言いたくない」 「えー…僕も聞きたかったなあ」 「聞いてない兄さんが悪い」 「うっ…その通りだね…」 「ふふっ、仲が良くて微笑ましいわ」 「あはは、本当に」  ──────これは、死ねない僕の〝償い〟の物語。